おーたさんです。

年末にリリースされたアルバム
「Live at Murra / Tommy's Quartet」

ようやく発売の運びとなりました。

おーたさん個人としての事の発端は、

あるコミュニティーFM局の
ポルトガル語放送で、

来年の抱負は、と尋ねられて

ポルトガル語での返答に困りまして、

とは言っても

ラジオなんで黙り込んではいけないし(笑)
(一応パーソナリティーなのでその辺は心得ないと)

とっさに

「アルバムを出せたら」、と
口走ってしまったのが一昨年の晩秋のこと。
2019年になって

年明けにむ~らで
北村マスター、トミーさんと 話しているうちに

レコーディングするか?

という話になり、そこからは
 
あれよあれよと言う間に

メンバーが決定し、

レコーディングの日取りも決まりました。

それから
9月にはレコーディングの予行演習を兼ねて
実際の機材を持ち込み
レコーダーを回しながらの

本番と全く同じ曲目で
レコーディングメンバーによる
ライブが行われました。

それまでレギュラーバンドとして
演奏をしたことのない4人ですので、
どんな音になるかは予想も付きませんでしたが、

多分、

Tommy さんの頭の中では
あらかたのイメージが出来上がっていたものと思われます。

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本番までに他の場所でのライブも経て

いよいよ

2019年10月4日に
どっちかと言うと、
こじんまりとしたジャズ喫茶には
異例とも思える数の
マイクを持ち込み、
 
メンバー4名と13名のお客さま、

そしてマスター、スタッフ、 エンジニア、フォトグラファーが ひしめき合う中で録音が行われました。
そして…
出来上がったアルバムは、

ライブレコーディングの緊張感をそのまま パッケージした、臨場感あふれる ジャズ作品となりました。 おーたさんとしては、

レコーディングを意識するのはいいとして、

守りに入りすぎてもつまらない、 でも破綻してはいけない、という バランスを取ることに専心し、 瞬間瞬間でメンバーの音に反応することに
注力しながらの演奏でした。 終わった後は不思議なもので、 そんなに興奮もせず、
達成感というようなものもなく、 また疲労感もなく非常に淡々としたもので、 やるべきを成した、
という確信のようなものだけが 残ったのを覚えています。

後で確認のためラフミックスを聴いてみて 普段ではしないようなプレイを見つけたり、
まさにこの時だけの演奏だったのがわかりました。

改めて感服した
衛藤さんの全てにおいて的確なベースのプレイや

「与作」での

毎回おーたさんの脳内をスキャンしたのではないか、と思わされる
アプローチが飛び出す
冨永ちひろさんのロングソロ、

Tommy さんの
録音機器の収録可能なダイナミックレンジのスペックに
挑みかかるようなプレイが

しっかり収められています。

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配信で音楽を購入しても
これだけは現物には敵わないのが
ジャケットとCD盤のアートワークです。
こちらもハードバップジャズ黄金期のレコードジャケットを 思わせる素晴らしい仕上がりで、 CDの中身をバッチリ視覚で表現してくださいました。 写真を撮っていただいた フォトグラファーのkanaさんのブログ https://kana-jazz.at.webry.info/201912/article_2.html にも制作側からのお話が書いてあります。

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個人的には
今さらっと書きましたが、

「与作」が収められたことに感激しています。

与作、はい。
あの、ヘイヘイホーです。

これは、
おーたさんが15年位前でしょうか、いやもっと前か、
面白がってアレンジしたものを
細かいところを変えたりしながら
時々演奏したりしていたものです。

近年は人前で演奏することもあまりなかったのですが、
Tommy さんにお願いしたら快く吹いてもらえることになりました。

初めてテーマを自分以外の人に演奏してもらったのですが、
Tommyさんの幅広い音楽性にうまくマッチした

「和」の感じられる演奏になりました。

ちょっとアーバンな感じのコードをつけたり、
後半のソロパートではおーたさんの好きな
爆発的展開とかあったりしますが、

あくまで演歌としてアレンジしたつもりです。

「与作」をジャズで演奏したものは
ヨーロピアン・ジャズ・トリオをはじめとして
探すといくつか出てきますし、

作曲者七澤公典さん自身、
ジャズギターを志しておられたということで
ご自身のギターで録音されています。

今回、そのどれとも違う
おーたアレンジの
「与作」が

ここに初めて音盤に記録されました。
既にある錚々たるカバー群に加えていただけるなら嬉しいですが…。
それはリスナーさんの判断に任せましょう。

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この日演奏された他の曲目は

Tommyさんのオリジナル
「Barefoot Neibourhood」
いつもはアンコールで演奏することが多く人気の高い
「深海魚の夢」

スタンダードナンバーからは、
ソウルフルな「Gee Baby, Ain't I Good to You」
Tommyさんが一番好きだという「Stella by Starlight」

ちょっとめずらしい
かつてイタリアでも録音したという、
プッチーニの「誰も寝てはならぬ」

「与作」に続けて和の心を込めて演奏される
「月の砂漠」
(中島徹さんのアレンジを演奏させてもらえるというのも特別なことです)

ブラジルからはジョアン・ボスコの
「Incompatibillidade de Gênios」

Tommyさんが
ゲイリー・ヴァレンテも凌ごうかという
シャウトを聴かせる
カーラ・ブレイのゴスペルナンバー
「The Lord is Listening to Ya, Hallelujah!」

が収められています。

当日、もう一曲、Tommyさんのオリジナル
「Café da Manhã」も演奏されましたが、

CDに収録可能な時間の関係で
ライブ全体を収めることができず、
泣く泣くカットされました。

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今回はむ~らレーベル第3弾ということで、 メンバーや自分の演奏もさることながら、 「む~ら」で毎日こんな演奏が 繰り広げられているのですよ、という
「む~ら」というハコのショーケースになって欲しい、

CDで初めてむ~らの音を聴いた人が
これは一度行ってみなきゃ、
と思ってもらえるように、

と願って演奏しました。

結果的には

Tommyさんのホームグラウンドのひとつ、
む~らでの
ワンホーンカルテットの熱気を
余すところなく伝えるアルバムとなりました。

む~らの北村マスターも 太鼓判を押す内容となり、 自分も胸を撫で下ろしました。

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というわけで、 すでにお手に取っていただいた方もじわじわ増えております、 「Live at Murra / Tommy's Quartet」 ネットショップには出ておりません。 ライブ会場での手売り、 もしくは、 おーたかずお本人にご連絡いただく形での 通販となります。 もし通販希望の方がおられましたら
otanokami*gmail.com
(アステリスクをアットマークに変えてください)
にメールをいただけましたら、
折返し詳細をご連絡させていただきます。

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Tommy's Qurtet 「Live at Murra」2019 LAM-191004 1. Barefoot Neibourhood (Tommy) 2. Gee Baby, Ain't I Good to You (Don Redman) 3. Nessun Dorma(誰も寝てはならぬ)(Giacomo Puccini) 冨岡毅志編曲 4. Incompatibilidade de Genios(Joao Bosco) 5. 深海魚の夢(Tommy) 6. 与作(七澤公典)おーたかずお編曲 7. 月の砂漠(佐々木すぐる)中島徹編曲 8. The Lord is Listening to Ya, Hallelujah!(Carla Brey) 9. Stella by Starlight (Victor Young) トロンボーン Tommy ピアノ おーたかずお ベース 衛藤修治 ドラム 冨永ちひろ 2500円

試聴はこちら